私が好きな映画の一つに‘かもめ食堂’があります。アクションものみたいに盛り上がるシーンがあるわけでもなく、ちょっと理解不能のシーンがあったりしますが、何か、何度でも見たくなる不思議な映画なんですよねぇ・・・まぁ、小林聡美、もたいまさこ、片桐はいりと来れば、面白くないハズはないんですけど・・・
その中でも特に好きなシーンが、調理をするシーンです。そりゃぁ、タイトルに食堂が付くぐらいですから、当然調理のシーンは出てきます。しかし!何のしかけもない、ただ鮭の焼くだけ、トンカツを揚げるだけ、おむすびを握るだけ・・・のシーンが、何とも美味しそうで、猛烈に食べたくなるのです。しかも、綺麗なんです!
一度、シナモンロールを作るシーンがあり、ジ~ッと見ていたら、突然作りたい衝動に駆られ、もう一度映画を観た後、すぐさまインターネットで作り方を検索!
いるんですよね・・・私と同じような人が沢山・・・1ページ目のトップに‘かもめ食堂風シナモンロールの作り方’というのがあり、さっそくトライ!その人は元々パン作りの上手な人で、やはり映画を観ながら自分で考えたとか・・・でも、私はド素人・・・一度目は硬くて、悔しくて、再度挑戦、前回よりはちょっとマシ・・・
さて、話は戻って、その映画の中でおむすびがsoul foodだと言うシーンが出てきます。確かにそうだなぁ・・・と納得し、日本人にとってお米の意味が何かを考えました。
さてさて話は変わって、昨日夕方買い物に行ったら、期間限定の移動たい焼き屋さんが来ていました。今流行ってるんですよね?確か・・・5~6人ぐらい並んでいましたが、ムショウに食べたくなり、久々に行列に並んでしまいました。
若いお兄ちゃんが二人、狭い車の中で、文字通り汗だくになりながら休む暇なく焼いています。あまり形は良くなかったけれど、何だか嬉しいんですよね!たい焼きって!!頭から食べるか、しっぽから食べるか、しっぽまでアンコがはいっているとか、いないとか・・・
なぜ今流行っているかは良くわからないけれど、メデタイにあやかって、景気が良くなれば・・・という庶民の願いがこもっているのか・・・
とまぁ、眉間にシワをよせずに、単純においし~い!と思うだけで、庶民のささやかな幸福が満たされる、ありがた~い食べ物なのかも!
やっぱり、たい焼きもSoul Foodですよねぇ・・・